キャリアについて その3(そろそろ飽きた)

プロジェクトも終わりが近づいた1998年春今の上司から、情報システム部門へのお誘いの声がかかりました。
プロジェクト中からキロ6000円で、買うように私の上司に言っとくわと、半分冗談でいってましたので、そろそろかなとは思ってましたが。
コンピューターどっぷりから離れて10年、ユーザー部門だと、手を出せない領域の部分の壁で残念な思いもあったから、だからこそ全社的な立ち位置からIT化の貢献をしようと異動を承諾して今に至ります。

それから15年。いくつかの大規模案件(社内として)をやってきました。
そして残り15年の企業IT部門で何をすべきかという事に取り組んでいこうとしています。

改めて振り返ると、確かに私は稀有な経験をしてきたから、普通の人とは考え方も違うよな。普通の情報システム部門の人が考えないことも考えれるよな。コレは強みだよな。と。

冒頭に紹介した片貝さんのブログにあったように、自分は普通のエンジニアにはない強みがあるということに最近気付きました。

そんな訳で私としては、この強みをもっと生かして、会社のために、利用者のために、そして自分のために発揮していこうと決めたわけです。

 

孔子の有名な言葉に

『子曰、吾十有五而志乎學、三十而立、四十而不惑、五十而知天命、六十而耳順、七十而從心所欲、不踰矩』

『子曰わく、吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳順(した)がう。七十にして心の欲する所に従って矩(のり)を踰(こ)えず』

というのがあります。
まさに私は40代。

少し前に論語のビジネス訳の本を手に入れました。『四十にして惑わず』という節のビジネス訳から

『四十代には、あなたなりの判断基準を確立しましょう。そして、日々の業務の判断、人生の判断で迷うことのないよう、一貫した判断をしていきましょう。』

      ビジネス訳 論語  安岡活学塾編

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まさにこのことだなと思った次第です。

かくいう今日もパートナーさんと激論交わさせて頂きました。こういうポジションでガンガン言える立場にあるのだから、上司に止められるまでは妥協せずに行こうと!!

そして50代には『五十にして天命を知る』と言えるように。